子供たちをとりまく現状

40,639件

この数字は、平成19年に「児童相談所が対応した児童虐待相談件数(平成18年度比較+3,316件)」です。

このうち、40.0%に当たる16,296件が「身体的虐待」、37.9%に当たる15,429件「保護の怠慢(ネグレクト)」によるもので、しかも、この虐待を与える者のうち85.0%が実母または実父という残酷な現実。
こういった現実は、子ども達の痛ましい事件を引き起こし、ニュースとなって私たちの心を強く締めつけます。

そして、実の父母から虐待を受けた子ども達には、心休まる居場所がなくなっているのです。
本来大人から守り育てられるべき子ども達が、大人からの虐待等により数多く苦しんでいる現実・・・
40,639件という数字を冒頭で紹介いたしましたが、この数字は児童相談所での相談件数。
相談されていない虐待も、もちろん全国にたくさん存在していることでしょう。

『子ども達を守る』窓口は児童相談所

子ども達が有する家庭環境など様々な問題の窓口となり、相談や援助活動を行うのが児童相談所です。
近年は児童虐待による相談が増えていますが、親の養育困難(死亡・経済・傷病的理由)、子どもによる非行・引きこもり等、さまざまな問題の相談・援助を行っています。
必要と判断された場合には児童の保護を行い、保護者への指導、関連機関への相談、親族・養育家族への委託などさまざまな措置が行われます。

スマイルマップ

多くの『帰る場所を失った子ども達』が児童養護施設や情緒障害児短期治療施設に入所しています。

児童養護施設について詳しく見る。

情緒障害児短期治療施設について詳しく見る。

ページトップへ